重ね煮って? 重ね煮の魅力

重ね煮の魅力

重ね煮って?

重ね煮とは、旬の野菜をたっぷり使い、
陰陽が調和された「中庸」に調理することでご家族の体調をととのえ、身体の内側から健康をつくりあげていく「家庭料理」です。

陰陽調和が取れた料理は素材の持ち味がじっくり引き出され、独自のまあるい味に仕上がります。

無水重ね煮と違い、色味が鮮やに仕上がります。

重ね煮味噌汁

重ね煮 5つの魅力

重ね煮の魅力1:野菜をたくさん食べられる

根・葉・実多種類の野菜を使い
陰陽バランスが取ります。

野菜の甘みを最大限引き出すので
砂糖は使わず、油も最小限。

重ね煮の魅力3:皮もアクもいただく全体食

皮と実の間には栄養・旨みがぎっしり。
アクはフィトケミカルが豊富。

重ね煮の魅力4:時短・エコ料理である

皮むきしないからゴミが少なく、
油も少ないから洗剤も多くは不要。

素材の旨みが十分引き出された、
滋養のあるふくよかなお味。

重ね煮

重ね煮の「陰陽」って?

「重ね煮」は、東洋の自然観の「陰陽」の考え方から確立されたものです。

陰陽

食材も、私たち人間の身体も自然界の一部であり、陰陽の要素があると捉えています。

 

重ね煮:陰陽バランスが崩れる

例えば、私たちの身体が健康であると感じている時は、 陰陽バランスが取れている中庸」の状態のとき。
反対に陰性、陽性のどちらかに傾いてしまった時は、 傾き具合が大きいほど体調の崩れ具合が激しくなります。

日常の食生活に留意し、 傾きを少しの範囲に治めていれば 大事に至らず、体調をすぐに戻すことが出来るのです。

つまり日々の食生活の中で
調和のとれた「中庸」のものをいただくことで自分自身やご家族の体調管理を行い、
身体の内側から整えていく「食養生」の家庭料理。

それが「重ね煮」なのです。

重ね煮:陰陽バランスが中庸を保っている

わたなべ くみ
生徒さんからは「子供が野菜を食べるようになった」「風邪を引かなくなった」などの変化の声をいただています。

生徒さんの声を見る

食材が持つ「陰陽」の性質

陰生の食材、陽性の食材には
次のような性質があります。

陰陽調和の「重ね煮」では、
この性質に基づいた調理を行います。

陰の食材
【陰の性質をもつ食材】

  • 体を冷やすもの
  • 水気が多いもの
  • 天へ伸びてゆく力をもつもの

陽の食材
【陽の性質をもつ食材】

  • 体をしめるもの
  • 水気が少ないもの
  • 地球の中心へ伸びてゆく力をもつもの

陰陽を調和させた「中庸」状態を作る調理法

重ね煮では、鍋の中で素材を重ねる順番に
大切なお約束があります。

上に向かう力を持つ陰性素材は下、
下に向かう陽性素材は上に、順に重ねます。

つまり、育成する向きをぶつけ合ように重ねるのです。

中庸を作る料理法ー陰陽調和 重ね煮

育成する向きをぶつけ合ように
重ねることで、
陰陽のエネルギーが作用し合い、
鍋の中で対流を起こします。

その結果、調和が起きて
「中庸」の状態
になり、
重ね煮独特の「丸い味」となるのです。

不思議ですね!

旨味を引き出すから美味しい味に

重ね煮

陰陽調和の重ね煮料理は「蒸し煮」が基本。
少しの誘い水で、野菜の甘み、旨みを瞬時に引き出します。

簡単にたくさんの種類の野菜を食べられる
重ね煮料理の煮物はもちろんのこと、
和え物の手軽さ、 その美味しさは格別です。

あなたも「重ね煮」を体験してみませんか?

重ね煮アカデミー®︎京都教室 渡邉久美

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